昨日木曜日、
わたしはお仕事は休日を頂いておりまして。
ビンチェレあべのには、
16時のオープン5分前に着いた。
まだオープン準び中な感じやったけど、
「いいですよいいですよ～」
と、ニコニコ会長が出迎えてくれまして。
着替えてストレッチ念入りにして、
ジグザグステップでアップして、
会長に「ミットお願いします！」
■ハンドミットで視点を変える！
昨日のミットは1R目がハンドミット。
軽く打つスピード重視のパンチを出す。
ヘッドスリップやダッキングも入れながら、
動いてパパパーンって良い音鳴らす。
ハンドミットってめっちゃ好き。
よく動画でやってるような、
素早い動きはまだ出来ないし、
後で動画見直してもモサーイ動きだけど笑
今までのわたしは、
パンチにしても蹴りにしても、
とにかく1発1発力んじゃってて。
色んな人に指摘されるも、
どうしても力いっぱいに打つ癖が取れなかった。
だけど三好会長が言った一言。
「強く打とうとするよりも、
速いパンチ、見えないパンチの方が
KOできたりするんですよ」
この一言がわたしを変えてくれた。
「力みを取る！リラックスして！」
じゃぁなくって、
力よりも速さ、見えなくする技術。
そう視点を変えると、力みがなくなってきた。
その為の練習にとっても良いのがハンドミット。
だけどまぁ、中々まだ思うようには打てない。
会長がわたしに、
「まだ反応とか、中々難しいですよね。
だけど、それでも少しずつの積み重ねですよ。」
そうだ。そうだよな。
積み重ねが大事。
そして例え1ミリでも、
進化してる実感、
進化できる予感、
それを持たせてくれるのが、
会長の指導だと痛感する。
そして、
出来ないことに目を向けるよりも、
出来ることに気付いて伸ばしてくれる。
そんな指導は会長が初めてだった。
■それぞれの個性を活かす指導
わたしが通ったキック系ジムは、
これが4つ目になる。
その間、色んなトレーナーや
プロ選手にも教えてもらった。
もちろん、それぞれの良さがあったし、
大好きなトレーナーもいたし、
受けた指導の全てはわたしの宝だと思う。
その上で、わたしの個人的感想だけど、
三好会長が今までの人と
決定的に違うのは、
選手の個性と修正方法を見つける
その勘の良さと、
もうひとつ、その一番は
「その人の個性は治させない」
っていうこと。
多少独特な蹴りやパンチでも、
独特な動きをしていても、
それが実戦で致命的な動きでない限りは、
そのやり方で強くて実戦で活きる方法、
そのやり方を探して考えて見つけてくれる。
独特な動きの修正に、
目を向けるわけじゃない。
治せない治せるの判断が早いし、
治せないならそこに時間を割くよりも、
それが活きないか？
を、まず考えてくれる。
それは自分の事だけじゃなくって、
色んな人のミットでの指導を横で見ていて、
いつもいつも感心することなのよね。
だから割と、独特な動きの人も多い笑
それを会長に素直に伝えると、
「同じジムの人は大抵、みんな動きややり方が
似て来ますよね。そういうもんですよ。
だけど、うちはみんな違う笑」
って、言ってた。
だからなんだよね。
わたしが劣等感に悩んだり、
下手くそだなぁって思って
凹むことなく練習ができるのは。
出来ないことに目を向けるより、
出来ることを、得意な事を、
活かす方に目を向ける。
これって教育でも仕事でもなんでも、
とっても大事なことだよね。
だから今、自分の壁にぶち当たって、
劣等感とかに悩んだりしてる人がいるなら、
一度ここに来て練習すればいいのになぁって、
よく思うんだよね。
■弱みを強みに
そんな会長にも一見すると
「弱み」に捉えられることがある。
会長は股関節を痛めていて、
変形性股関節症を持ってる。
昨日も会長が、
「自分は股関節痛めてるから、
蹴りは見本を見せれないんだよね。」
パーソナルをやらないのも、
それがあるからなんだと。
でもだからわたしは、
会長に全力で伝えた。
「でもだからですかね！
目の前で見本を見せられながら
こうするんだって言われた今までよりも、
会長の言葉での説明は誰よりも
分かりやすかったですよ！」
会長だって、
弱みを強みに変えてきた。
そう思う。
何かの型があって、
それに当てはめるのでもない。
あくまでその人の、
どこの部分をどう動かせば、
それが修正できるのか、
又はベストに行くのか、
その気付きと説明がめちゃくちゃうまい。
それはきっと「やって見せれない」って言う、
弱みの部分をカバーしてきたからこそだよね。
そりゃさ、
会長って現役時代どんな蹴りしてたんだろ
って、単純な興味はあるけどね笑
昨日の練習は結局、
1時間は会長の話を聴いていた笑
だけどだけど、
ジムと格闘技が益々好きになる、
そんな時間で、良い練習日になったな。
