大阪でキックボクシングを楽しむアラフィフ女子の日常

大阪天王寺のビンチェレあべのというキックボクシングジムで格闘技ライフを満喫しています!

受け返しのこと

前回の投稿で対人練習やスパーリング
について思う事を書きました。

 

kick-fun-tomo.hatenablog.com

スパーリングというハードルを越えるには、
まずは受け返しの練習が大事、
ということを、ビンチェレあべので初めて
教わったという内容でした。

そしてその受け返しについて、
今日は書こうと思います。

■受け返しとは│ビンチェレあべのでのやり方

受け返しとはオフェンス・ディフェンス、
それぞれの出し方・受け方の約束事を決めて、
交互に行う練習方法の事。

 

ビンチェレあべのでは、
中級クラスやオヤジクラスでやってるよ。

 

例えばオヤジクラスでやる受け返し。
まずみんなで二人一組になって並びます。

 

で、まず会長から
「じゃぁまずはジャブから」
っていう指示が入って、1R目スタート。

 

一方がジャブをして、
もう一方はディフェンスをする。
終われば交代して続ける。

 

1Rひたすらこの繰り返しをする。
これが受け返し。
もちろんまだ慣れない人がいたら、
会長がまずやり方を丁寧に教えてくれる。

 

2R目はひとつ場所をずれて人を変えて、
今度はまっすぐストレートのパンチを
2~3発までで、という指示が入る。

 

こんな感じで、出し方の約束事を決めて、
ストレート系、フック・アッパー系、
顔から上全部あり、ジャブとロー、
パンチ全部とミドル、全部あり、
みたいな感じで1Rずつやっていくんだよ。

 


■受け返しの効果

受け返しはオフェンス側は、
どうやったら当てれるか、というのを
1Rを通して考えながらやれるし、
フェイントを使ったり、
約束事の中でコンビネーションも考えたり、
横にも動きながら出してみたり、
自分で色々動いて考えて、出す。

 

ディフェンス側もあらゆるディフェンス技術を
色々と試しながら練習ができる。
ジャブのディフェンスひとつでも、
パーリングだけじゃなくって、
頭動かしたりダッキングしたり、
サイドステップで動いてみたり、
スウェーしたり。

 

初級のディフェンスクラスで
教わったディフェンス技術の色々を
ここで実践的に試して練習できるわけよ。

 

なのでとっても良い練習になるし、
何よりとっても楽しく練習ができる。

 

ただ、これだけだと
打ち終わりにもらってしまうのを
防ぐ練習が出来ないよね。
だからビンチェレあべのでは
中級クラスで「リターン」というのを入れる。

 

リターンは攻撃側の打ち終わりに、
ディフェンス側が一発攻撃をいれる、
というもの。

 

これをやることによって、
オフェンス側は打ち終わりに
もらってしまわないように動いたり
ガードが下がらないようにしてみたり、
うっかりがなくなっていく。

 

ディフェンス側も、打ち終わりのスキを
いかに狙うか、というのを考えれるようになる。

 

ね!とっても良い練習でしょ!?
受け返しは会長も参加してくれることが多いよ。
だから1R中で段々同じ動きをしてしまうと、
「ちょっと単調になってきたよ」
とか、ちゃんと指摘もしてくれる。

 

とっても楽しいのよ!
受け返しの時間って!

 

会長が言う、

「やり込めば身体が自然に反応できるようになる」

っていうのもわかるよね。


ここで自然に身体が反応できるようになれば、
スパーリング参加も見えてくるよね。

 

スパーリングや試合で
どう動けばいいのか、
どんなディフェンスでかわせばいいのか、
コンビネーションの組み立て方、
どんな時にどうするか、って言うのを
具体的に考えて動けるようになる。
だから恐怖心もなくなるんだよね。

 

対人練習のための最初の一歩。
とっても大切な練習だと思う。
そしてキックボクシングの対人練習が

 

めっちゃ楽しい!

 

ってことを、ちゃんと味わえる、
そんな時間なんだよね!